台湾旅はほとんどが一人旅でした。普段の仕事や生活では一人時間を作るのは難しいと思います。しかし、思い切って旅に出てしまえば、そこからが「ひとり旅」のスタートです。
誰かに気遣いをする必要がない自由さは、日常では得難いものです。仕事も家事も何もしなくても問題なし!食事、お風呂、寝床 すべて自由です。
シニアの一人旅は「限りなくリスクをゼロに」がポイントです。盗難対策や体調管理、言葉の問題等々多数ありますが、人生の荒波を乗り越えてきたシニアなら安全旅は可能です。
「ひとり旅」に関する記事を検索してみると、仕事以外でひとり旅に出かけたことのある人が全体の6割で男女比はほぼ半々。50代がひとり旅の中心世代となっています。
コロナ禍で旅自体ができない状況ですが、時間がある今こそ計画を立てる絶好のチャンスです。どこへ行こうか?何をするか?何を体験しようか?計画するのも楽しいです。
ここからは自分の体験談も織り交ぜながらお伝えします。
ひとり旅に出る理由? ~思考転換で非日常を楽しむ~
「安全、便利、安い、楽しい」 海外に行くと日本の良さを再認識します。
国内外で外国人と話しをすると日本の印象は「安全、便利、安い、楽しい」大体この4つでした。我々はこの4つを当たり前のように享受していますが、結構スゴイことなんですね。
だから、我々が海外に行くと「置き引き、ひったくり、詐欺等々」日本では考えない状況での対策も色々と考えなければなりません。
他にも航空機、電車、バスの遅延や間引き、交通ルール無視、横入りなどもそうで、いちいち怒っていては身が持ちませんし問題は解決しません。
以前は何度かトラブルに遭遇しましたが、「これも旅である」と思った瞬間から楽しむようになりました。以降はトラブル無しの状況です。
いろいろなことを経験し「数多くの問題を解決してきた」シニアだからこそ、ひとり旅をおススメします。
それでは一人旅の料金は How match? ケースごとに表示します。
航空チケットについて
航空運賃はどの航空会社を選ぶかによって運賃が違います。ここでは日本、台湾の代表的な航空会社とLCCの3ケースを同条件で表示します。
ケース1 羽田 桃園国際空港(往復) JAL 216,000円
ケース2 羽田 桃園国際空港(往復) 中華航空 140,000円
ケース3 羽田 桃園国際空港(往復) LCC 40,000円
宿泊費用
宿泊費用は国内同様、場所とグレード、で費用が変わります。ここでは移動に便利な台北駅周辺の宿泊場所を同条件で表示します。
ケース1 二つ星クラス 1泊 15,000円~
ケース2 一つ星クラス 1泊 5,000円~
トラブルの実例 ~経験したトラブルと解決方法~
まさか自分が?と思いますが、私の体験談を参考までに紹介します。
トラブル1 バウチャーの名前の表記が違う!
C航空のカウンターでパスポートとバウチャーを提出したところ、「名前が違う」と指摘されました。「まさか?」と思いましたがその場で確認しました。
よく見るとバウチャーのアルファベットの表記が間違っていました。「やべぇ」これが心の声でした。この時は私的な団体旅行でしたので、配布されたバウチャーは確認せずでした。
交渉の末、出国は許可するが帰り便の保証はしない条件で誓約書にサインしました。帰り便もカウンターで説明を求められましたが10分程度の説明と確認で許可されました。
初歩的なことですが、1字違いでもNGですから名前その他、パスポートと相違ないか?を必ず確認してください。
トラブル2 ホテルの予約がブッキング 強気の交渉が必要
宿泊の予約サイトは航空機の予約同様、重要です。この時もまさか自分が?でした。ネット予約の場合はバウチャーを必ず印刷してパスポートとセットで保管します。
いつもの通りホテルの受付でバウチャーとパスポートを提出し、料金の支払い、サイン、鍵の受け取りといつもと変わらぬルーティンでした。
ホテルの近くが夜市と便利な場所でしたので、食事+散策で数時間フラフラしていました。途中でホテルから「鈴木先生 お待ちしています」のメールが入りました。
特に依頼した件もないので「送信先を間違えたのだろう」と思いました。
受付で部屋番号を伝えると料金の催促がありました。先ほど支払ったことを告げると「2重予約になっている」とのことでした。(先程のメールはこのことだと分かりました)
こちらも念のため調べましたが、1回のみの予約でしたのでBooking.comの間違いではないか?と主張しました。それでも、かなり強い調子で言ってきました。
こちらも負けずに声を大に主張しました。そして双方でBooking.comに問い合わせ翌朝、ホテル側の記帳ミスが分かり解決しましたが、ホテル側からの謝罪は無しでした。
もし、こちらが支払いを認めた場合、追加で約6,000円を取られるところでした。
「国が違う、環境も違う、言葉も違う」中では「自分は正しい」と声を大にして主張しないと負けてしまうことを学びました。
ひとり旅の宿泊は?~希望に合わせて選択肢は多数~
ひとり旅で重要なのが宿泊場所です。今は自分の都合や予算、希望に応じて選択肢が多くなりました。特に観光の場合は利便性の良い場所に宿泊すれば効率よく移動ができて楽です。
シニアの場合は疲労度を考えると便利な場所にあるホテルがおススメです。お風呂はありませんのでシャワーのみになりますが、誰にも邪魔されずゆったりできるのはメリットです。
私は当初、ホテル泊でしたが観光のため、早朝出発で深夜帰りの連続で眠るだけででした。また、話をする機会も少なく、寂しさを感じていました。
そこで、宿泊サイトに掲載されているバックパッカーが利用するホステル(シェアハウス)を利用してみました。利用してみると、多少の不便はありますが、大当たりでした。
ベッドがシェアされているだけの簡易施設で国籍、言語、性別、年齢もバラバラですが、ほとんどがひとり旅ですので、何となく話しかける、話しかけられる交流は楽しいです。
すっかりハマってしまい、宿泊はホステル(シェアハウス)が中心になってしましました。また、宿泊でトラブった時はココと決めている場所があります。それは「サウナ」です。
1泊分の宿が取れず仕方なくサウナ宿泊でしたが、意外に快適でした。一番心配だったのがセキュリティー面でしたが、ロッカーの管理は従業員が常時見回りしていて、安心でした。
またロッカーは2重ロックでキーは従業員が保管しています。ロッカーに荷物を預けると札を渡されますので、ロッカーを開けたい時はその札を見せると従業員が開けてくれます。
休憩所はフリードリンク(アルコールは有料)で充電用の電源もあり、快適でした。
基本は日本のサウナと一緒ですが、「唯一の違いはお姉さんが遊びに誘いに来ること」です。一度断れば、来ませんので気にせずくつろげます。以下はまとめで料金等記載します。
宿泊 | 料金(一人泊/円) | 特徴 |
ホテル | 約5,000円~(時期により変動) | 一人でゆっくりしたい人には最適 |
ホステル | 約500円~(場所により大きく変動) | 料金優先、多国籍の交流の場 |
サウナ | 約2,100円(どのサウナもほぼ同料金) | 入場から12時間滞在が基本 |
メシはどうする? ~食べたい物を食べる~
普段は健康に気を使って食事制限していると思いますが、ひとり旅の時は心の贅沢をしちゃいましょう!気にせず「食べたい物を食べる」で行きましょう。
とは言え、選択に困るシニアには「ここがおススメ」をご紹介しますので、じっくり選んで計画を立ててください。
朝食ならココがおススメ「有名店よりもローカルが美味い!」シニアも喜ぶ台北グルメ|シニアのための台湾旅ブログ (freeway-blog.com)
ランチならココがおススメ「有名店よりもローカルが美味い!」シニアも喜ぶ台北グルメ|シニアのための台湾旅ブログ (freeway-blog.com)
どこへ行く? 無計画でOK! 行きたいところへ行こう!
きっちり計画を立てるも良し、自由気ままに行動するのも良しです。この非日常性が心の余裕を生み、疲れた心身を癒しリフレッシュに役立ちます。
快適な行動をするために「これだけは揃えてください」をピックアップしますので是非、参考にしてください。
1.グーグルマップ 迷わないためには必須です
2.悠遊カード Suicaの台湾版 公共交通機関、コンビニ等で使える便利カード
3.ティッシュ ウェットティッシュと合わせて携帯すればベターです。
モデルケースはこちらです。参考にしてください。
シニア世代におすすめ! 無理せず台北を楽しむ2泊3日の定番コース~その1|シニアのための台湾旅ブログ (freeway-blog.com)
シニア世代におすすめ! 無理せず台北・台中を楽しむ3泊4日のよくばりコース|シニアのための台湾旅ブログ (freeway-blog.com)
まとめ ~自分と向き合う時間があるのは幸せ~
旅に行くといろいろな発見あり、喜びあり、後悔ありでいつもワクワクします。ひとり旅の不安はありますが、案外できてしまいます。
自分自身と向き合う時間ができますので、日常に追われて整理されていなかった心の整理ができると思います。人生の筋目を迎えるシニア世代には「ひとり旅」をおススメします。