台北2泊3日のコースです。無理せず台北を楽しむため休憩を多めに取り無理をしないスケジュールにしました。観光地への移動はタクシーをメインにMRTも使用します。
1日目の予定
シニアは早起きが得意ですから時間に余裕をもってスタートです。旅のスタートは成田になりますので出発の2時間前には到着していたいです。
①自宅から成田空港
成田空港までは公共交通機関が便利です。選択肢はJR、京成、リムジンバス、タクシー等ありますが料金、利便性を考慮すると京成のスカイライナーがおススメです。
京成は上野始発ですが、JR上野駅からの乗り換えは不便です。そこでおススメなのが、JR日暮里駅での乗換えです。
JRからの乗り換えは分かりやすいですし、移動距離も少ないです。また乗り換え改札のすぐ近くにエスカレーターやエレベーターがありホームまでの移動も楽々です。
京成の「スカイライナー」は日暮里駅から成田空港まで所要時間は約36分でお値段は片道お一人2,520円です。
②成田空港(11:15 成田空港発)
成田空港駅に到着後は搭乗手続きを済ませ荷物を預けて身軽になりましょう。
時期により混雑しますので早めに出国手続きを済ませて免税店でのウィンドショッピングで楽しむのもありです。
③桃園国際空港(14:35 桃園国際空港着)
到着予定の14:35は現地時間です。日本との時差はマイナス1時間になりますので飛行時間は4時間20分です。桃園国際空港到着後は徒歩移動があります。また出国手続きは時期により60分程度の時間を要します。
*両替は空港が便利です。クレジットカードを使用してのATM両替か両替窓口での現金両替ができます。
また、台湾電信などが旅行者向けのSIMカードを販売しており現地でスマホを利用したい人には空港での購入がおススメです。
「SIMカード」とは?
SIMカードは、スマホ所有者の契約情報や使用する電話番号などが記録されたICカードのことです。スマホで電話やインターネット通信を行う場合には、SIMカードが不可欠です。
SIMカードを装着していないスマホでも電源は入りますし、アプリを使用したりWi-Fi経由でインターネットに接続したりできます。
しかし、電話をかけたり、Wi-Fiのない場所でインターネット接続したりするには、スマホにSIMカードが装着されている必要があります。
一般的にSIMカードはスマホの利用開始時や機種変更時にしか見ることはありませんが、非常に重要な役割を果たしています。
なお、SIMカードを使用する際は「SIMロックを解除する」か「SIMフリーのスマホ」が必要となります。
④空港からはホテルへ直行しチェックイン (17:00 ホテル着)
お疲れのようでしたらタクシー移動をおススメします。タクシーの場合、料金は1100〜1500元(3,960~5,400円)です。MRTで台北駅に移動の場合は約38分で160元(約580円)です。
朝、早く出発したので、疲れ気味だと思います。30分でもいいので部屋でひと息ついてから観光へ出かけましょう。
⑤台北駅の地下街を散策 (18:00 ホテル発)
台北駅の地下街は広くて涼しくて何でもあります。特に飲食が充実しています。
まずはドリンクスタンドでタピオカミルクティーを購入しましょう。チェーン店のcoco 、50嵐がおススメです。
台北駅地下街の全体図はこちらです。
この全体図を覚えておくと迷わなくて便利です。特に桃園空港MRTに乗降する方は忘れないで下さい。どこの区も多くの店舗があり飲食店が充実しています。
この看板が目印「coco」 です。
この看板が目印「50嵐」です。
⑥饒河街観光夜市を散策 (19:00饒河街観光夜市着)
台北にはいくつも人気の夜市がありますが、シニアには一本道で道に迷いにくい饒河街観光夜市がおススメです。台北駅からタクシーかMRTを利用して移動します。
タクシーは「饒河街観光夜市(ラオ フゥ ジィェ クァン クァン イエシィ)」でわかります。ガイドブックや記載した紙、スマホの画面を見せればOKです。
MRTは台北駅から赤色の淡水信義線に乗車します。「淡水方面」に乗り、隣駅の「中山駅」で緑色の松山新店線に乗り換えます。松山新店線では「松山方面」に乗り終点の松山駅で下車します。饒河街観光夜市は1番出口になります。
ここでは昔ながらの名物グルメを楽しみましょう。一番人気は「福州世祖胡椒餅(フーユエン フージャオビン)」です。
ジューシーな胡椒の効いた豚肉の餡とパリパリの皮は、できたてだからこそ味わえる美味しさです。
ただし行列必至です。もう一つの人気店「東發號」には三品しかメニューはありませんが「蚵仔麵線」は極細麺にカキとモツが入った鰹ベースのとろみ素麺です。これにおこわの「油飯」をつけたらシニアにはもうお腹いっぱいです。
いろいろ食べたい方は一人で一人前は多いので2人で1人前が丁度イイ感じです。
⑦ホテルに戻り、1日の疲れを取る(21:30ホテル着)
帰りは歩き疲れもありますのでタクシーがおススメです。初日からがんばり過ぎると、シニアは翌日が辛くなります。まだ余力があるうちに、部屋に帰って休みましょう。
そして、疲れを癒しにマッサージに行きたい方におススメなのが「6星集足體養身會館」です。「6星集足體養身會館」は台北に5つの店を持つチェーン店です。
台湾名物の足裏マッサージのほか、足と全身マッサージなどがセットになったメニューもあります。どの店舗も深夜まで営業しているので、帰りの時間を気にしないですむのがありがたいです。
近くになければ、宿泊しているホテルに聞いてみるのもいいと思います。
2日目の予定
①故宮博物院をじっくり見学(8:30着)
シニア世代は朝が早いのでスタートも早めに。朝食後、MRTやタクシーを使って、ツアー客で混む前の故宮博物院へ向かいましょう。
故宮博物院について
開館時間 | 8:30~18:30、金・土は21:00まで |
チケット販売時間 | 閉館時間の30分前まで |
休館日 | 無し、年中無休 |
一般入場料 | 350元(約1,260円) |
「故宮博物院」は中国数千年の至宝を集めた世界有数の博物館。そしてシニア世代にもっとも知られている台北の観光名所です。
混む前なら「翡翠白菜( ツゥイバイツァイ)」や「肉形石(ロウシンシィ)」など、有名な展示品がある3階からスタートしましょう。館内は冷房が強いので、暑い時期には羽織り物があるといいかもしれません。
故宮博物院内のレストラン「故宮晶華」でランチ(11:30ランチタイム)
博物館や美術館の観光は立ち続けなので、シニア世代は足が疲れます。そこで提案は博物館内のレストランで早めのランチをとること。12時を過ぎると混むので、開店の11時半に入るといいですね。
「故宮晶華」は台北リージェントが運営する台湾料理店。1階がアラカルトのレストラン、2階が個室になっています。メニューには日本語も併記されています。
牛肉麺や炒飯などお腹にたまる料理もありますが、点心や小籠包など軽いものもありますよ。お値段は高めですが、雰囲気はいいです。
②ホテルに戻って一旦休憩(13:30ホテル着)
朝から博物館で立ちっぱなしですので、シニアは疲れが出やすくなる時間帯です。一度ホテルに戻って休憩。暑い時期なら部屋で軽く昼寝もいいでしょう。
③タクシーで九份へ(15:00ホテル発)
ホテルで休憩したら定番の観光地、九份へ向かいましょう。
台北市内から九份へは鉄道でも行けますが、ここはタクシーで。台北市内からならだいたい片道1200元(約4,320円)、1時間から1時間半あれば到着です。往復でチャーターも可能ですが、帰りのタクシーは簡単に捕まるので問題ありません。
④レトロな街並みの九份を散策(16:00九份着)
戦前、金鉱で栄えた九份は、金鉱の閉山とともに寂れたため、今も古き時代の面影を残す街です。
現在は、坂道や石段に多くのみやげ物屋や飲食店が軒を連ね、台湾随一の人気観光地になっています。特に軒先の赤い提灯に灯がともる、夕暮れから夜にかけての雰囲気は絶品で、多くの観光客が訪れます。
ここでは街歩きと食べ歩きをゆっくり楽しみましょう。夕食には少し早めですが、ローカルフードの軽食をつまんで歩いているうちに、シニア世代ならお腹がいっぱいになってしまうはずです。
疲れたら「阿妹茶酒館」や「九份茶房」などの人気の茶藝館でひと休みです。
夜になるとメインストリート(石段)の豎崎路は身動きできなくなるほど混雑します。シニア世代には歩くのが厳しくなってきますので日が沈んで混みだしたら、九份を出ましょう。帰りもタクシーを使うと、台北まで楽に帰れます。
⑤ホテルに戻る(19:30ホテル着)
1日観光で特に足は疲労を感じていると思います。昨日に続き疲れを癒しにマッサージへ行くのもありです。また、体力に余裕があれば夜市の散策もイイです。夜市は台北駅から一つ先の中山駅近くの「寧夏夜市(ニン シャ イエシィ)」がおススメです。
昨日の饒河街観光夜市と同じく一本道で分かりやすい夜市です。また、周辺にはいろいろなお店があり見ているだけで楽しくなります。行き帰りともタクシーがおススメです。
3日目の予定
①パワースポットの龍山寺へ(8:30ホテル発 9:00着)
ご利益があると評判で、朝から参拝客の姿が絶えない「龍山寺(ロン サン スゥ)」。
1738年創建という台湾最古の寺院で、台北でも特に人気のあるお寺です。ここには仏教だけでなく、道教や民間信仰の神も祀られており、恋愛成就や商売繁盛などたいていの願いは聞いてくれるそうです。
線香とロウソクを購入して、台湾式のお参りをしてみましょう。周辺はレトロな町並みで、下町スイーツの人気店もあります。小腹が空いたら寄ってみましょう。
②迪化街でショッピング(10:00龍山寺発 10:20着)
かつて水運を利用して栄えた問屋街の迪化街へは、タクシーを使うとシニアには楽(約20分)。20世紀初頭までに建てられたレトロ建築が目を引きますが、それを改装したリノベーションスポットも人気です。
最終日なので、ドライフルーツやカラスミ、日用品などを買ってみてはいかがでしょうか?
③荷物をピックアップし空港へ(11:20迪化街発)
さあ、そろそろ帰国の時間です。MRT桃園空港線台北駅から桃園空港までは30分。タクシーなら45分ぐらい見ておいたほうがいいでしょう。早めに空港に行って、そこでランチをとるのもいいかもしれません。お疲れ様でした。
最後にチェック!
忘れ物が無いか?必ずチェックです。特にパスポートや航空券、財布等の貴重品は有無を確認してくださいね。