シニアの方でも近くでおすすめな台湾。台湾を愛する私がシニアの方におすすめなのが台
南です。
*日本統治時代の林百貨の写真です。
台南の観光スポットは、台南駅から離れています。また、台北と違い地下鉄や鉄道がないため、市内の移動方法は主に徒歩・バス・タクシーになります。
台南へ行こう 心と胃袋が喜ぶ快適スポットです
古都・台南は台湾グルメ発祥の地とも呼ばれており、四季を通じて暖かく、シニア世代にとって安全で快適、楽しく旅行ができるスポットです。
見どころいっぱいの台南は観光名所が多数で迷ってしまいます。シニア世代は体力も考え余裕を持った計画が第一です。この情報を利用して無理のない計画を立ててください。
林百貨 台南のランドマークです
シニア世代は昔のデパートの雰囲気が残る林百貨を懐かしく思うかもしれません。台南のランドマークでもあり、楽しくて美味しくて時間を忘れてしまうおススメのスポットです。
昼間の林百貨
夜の林百貨
存在感たっぷりの「のぼり」は目立っていました!
昼夜問わずイイ感じの雰囲気です。レトロと今がうまく融合した象徴的な建物で、店内には生活用品から雑貨、ファッション、グルメと幅広い品ぞろえで飽きない時間を過ごせます。
エレベーターはレトロ感たっぷり 分度器タイプの階のメーターは目を引きます。
オリジナル商品も豊富で衝動買いしてしまいます。このTシャツは目立ちそうです。
帆布製品は、次に紹介する台南のメーカーとのコラボ商品でした。
屋上には神社があり、空爆で破壊された状態の鳥居が残してあります。
林百貨をもっと知りたい方はこちら! ⇒ http://www.hayashi.com.tw/default.asp
帆布製品は台南名物のひとつ 自分用&お土産用におススメ!
シニア世代にはおなじみの帆布製品ですが、台南は帆布の生産地として知られています。その中でも人気のメーカーは永盛帆布行・合成帆布行・廣富號帆布包の3店です。
自分用&お土産用におススメですので詳しい情報を掲載します。
3大帆布店の場所 林百貨の近くです
林百貨の近くです。3店まとめて巡るのがおススメです。
A 永盛帆布行(ヨンシェンファンブーハン)
デザインはシンプルで種類は少ないですが、シニア世代好みのデザインです。
価格はサイズにより変わりますが、このバックでNT$500(約1,800円)です。
住所 | No. 12, Zhongzheng Road, West Central District, Tainan City, 台湾 700 |
電話番号 | +886 6 227 5125 |
営業時間 | 月〜土曜9時30分~21時00分 日曜10時00分~18時00分 |
定休日 | 旧正月 |
クレジットカード | 不可 |
B 合成帆布行(ハオチョンファンブーハン)
創業は1956年。台湾各地の学校指定バッグも請け負っています。帆布は永盛帆布行と比べると柔らかめな感じでした。シンプルなデザインでシニア世代向けの商品多数でした。
店舗と工房を併設。家族総出で帆布製品を製造していました。ピンクの椅子に座っているのは、この店の看板娘(奶奶)です。
シニアには懐かしいスクール用のバックですが、イイ感じのデザインでした。
住所 | No. 45號, Zhongshan Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700 |
電話番号 | +886 6 222 4477 |
営業時間 | 月〜金曜9時00分~21時00分 土日9時00分~19時30分 |
定休日 | なし |
クレジットカード | 不可 |
C 廣富號帆布包(グアンフーハオ)
1995年創業の比較的新しい帆布店で、台南に2店舗、台北にも支店があります。他の2店と違い、女性向きのおしゃれな品揃えです。価格は3店の比較では高めです。
カラフルな品揃えで種類も豊富です。
住所 | No. 125, Section 2, Zhongyi Road, West Central District, Tainan City, 台湾 700 |
電話番号 | +886 6 221 6123 |
営業時間 | 10時30分~21時30分 |
定休日 | なし |
クレジットカード | 可 |
台南観光おススメコース 3つのエリアに分けて紹介します
ここからは名所、旧跡など見どころ満載のエリアの紹介です。
西側エリア(赤崁楼 → 神農街)、南側エリア(天壇 → 延平郡王祠)、安平エリアの3つのエリアに分けて紹介します。
シニア世代は安心・安全が第一です。地図があれば、迷わず目的地に到着できますのでお金と時間の節約に活用ください。特にタクシー移動の場合は見せるだけで便利です。
①赤崁楼 ②祀典武廟 ③大天后宮 ④新美街 ⑤永楽市場 ⑥國華街通り ⑦神農街 ⑧薬王廟 ⑨天壇 ⑩国立台湾文学館 ⑪孔子廟 ⑫府中街 ⑬臨水夫人媽廟 ⑭延平郡王祠 ⑮藍晒図文創園区 ⑯安平樹屋 ⑰安平古堡 ⑱安平老街 ⑲花園夜市 ⑳大東夜市
西側エリア(赤崁楼 → 神農街)
この西側エリアは見どころ、食べどころが豊富です。1日かけて巡りたいエリアです。
赤崁楼(せきかんろう) 地図ナンバー ①
17世紀にオランダ人によって建てられた城で、プロヴィンシア城と呼ばれていました。
その後は時代と共に何度も改築され、赤レンガと中国建築が融合したユニークな景観を楽しむことができるスポットとなりました。
営業時間:8:30~21:30
入場料:NT$50(約180円)
祀典武廟(してんぶみょう) 地図ナンバー ②
赤崁楼の真向かいにある「祀典武廟(してんぶみょう)」です。祀典武廟は17世紀頃に建てられた、台南で最も古い廟と言われています。
主祭壇には、三国志で有名な「関羽」が祀られていました。関羽は商売の神様なので、中華圏では大人気の神様です。
大天后宮(だいてんごうきゅう) 地図ナンバー ③
祀典武廟の横にある細い路地の先に大天后宮(だいてんごうきゅう)があります。
大天后宮には、海の神様である「媽祖(まそ)」国家一級史跡の台南最強のパワーを秘めた媽祖廟が祀られています。周りを海に囲まれた台湾では、媽祖は大人気の神様です。
そしてもう一つ忘れちゃいけないのが、恋愛の神様「月下老人」です。ここの月下老人は台南最古と言われており、最高のご利益が得られるそうです。
新美街(しんめいじぇ 通称、米街) 地図ナンバー ④
大天后宮から50mほど歩くと、古い路地の中に突然アートな空間が出現します。近年リノベーションが進むストリートです。古くて新しい街は見どころいっぱいです。
清朝時代、台南の中心部は「台灣府城」内にあり、城壁で囲われていました。新美街は小北門から台灣府城の中央部へ抜ける役割を果たしていた重要な通り道でした。
歴史好きなシニアには探求心が湧くエリアかもしれません。
永楽市場・國華街通り 地図ナンバー ⑤⑥
新美街から西へ200mほど歩くと、台南の雰囲気が凝縮されている永楽市場があります。
永楽市場の横にある國華街通りには、本場の小吃グルメの名店が集まっています。手頃な価格でローカルグルメを楽しめるとあって、台南でも屈指のグルメスポットとして有名です。
シニアにはぴったりサイズの小吃(しゃおちぃ)で多くの料理を楽しむことができます
金得春捲は、1個 NT$40(約145円)で食べられる春巻きの名店。
野菜・お肉・ピーナッツ粉などが薄皮に包まれた、クレープのような春巻きです。営業時間は7:00~17:00、定休日は火曜。
阿松割包は、台湾バーガーの割包(クワパオ)1個NT$40(約145円)のお店。白いバンズに豚肉と野菜がサンドされたハンバーガーのようなグルメです。
富盛號餐廳は、碗粿(ワークイ)の超人気店。行列覚悟の碗粿は1個NT$35(約126円)で、お米をすりつぶして蒸した茶碗蒸しのような料理です。
修安扁擔豆花は、豆花のお店。営業時間は8:00~22:00。一番人気の綜合豆花 NT$65(約235円)は、タピオカやシロップ漬けのフルーツなどトッピングがのっていました。
永楽市場の隣には水仙宮市場もあるので、市場の散策も楽しめます。
神農街(しぇんのんじぇ) 地図ナンバー ⑦
永楽市場から少しくと人気スポットの神農街があります。神農街はかつて商業地として栄えた街道で、町屋造りの古い建物が立ち並ぶストリートです。
神農街は夜になると提灯に明かりが灯り、さらに幻想的な雰囲気になります。お店は昼頃からオープンするところが多いので、午後~夜にかけて訪れるのがおススメです。
昼間の神農街です。
夜の神農街です。怪しげな雰囲気もありイイ感じです。
その先を少し歩くと、180年以上も前に建てられた「金華府」があります。
薬王廟 地図ナンバー ⑧
通りの突き当りまで行くと、薬王廟があります。医薬と農業の神様「神農大帝」が祀られていて、神農街の名前の由来になった神様です。
南側エリア(天壇 → 延平郡王祠)
南側エリアを巡る時は「度小月」でランチを召し上がってください。早めか遅めの時間帯なら待ち時間が少なく入店できます。
天壇(てんだん) 地図ナンバー ⑨
天壇は1850年頃に建てられた、最高位の神格を持つ「玉皇大帝」を祀る廟です。鮮やかな赤と金の色彩の寺廟で、二対の狛犬が見守っています。
有名処です!台湾で最も美しいと言われる「一」と書かれた扁額が飾られています。
天壇から国立台湾文学館へ向かう途中に、超有名店「度小月」の担仔麺があります。台南名物「担仔麺(タンツーメン)」は、あっさりしたエビだしスープの中華麺です。
何回も食べたくなる味です!
国立台湾文学館 地図ナンバー ⑩
国立台湾文学館は、日本統治時代に建てられた台南州庁舎を改築した文学博物館です。100年以上の歴史があり、国の指定文化遺産にも登録されています。
日本人建築家の森山松之助氏による設計で、美しい西洋建築が目を引く建物です。
国立台湾文学館
営業時間:9:00~18:00、月曜定休
入場料:無料
孔子廟 地図ナンバー ⑪
孔子廟は、国の人材を育成するために建てられた学校のような場所です。
その歴史は古く、1665年に鄭成功の息子である鄭経によって創設されました。南門路という大きな通りに面した、東門(東大成坊)から入場します。
営業時間:8:30~17:30
入場料:有料ゾーンはNT$25(約90円)
府中街 地図ナンバー ⑫
府中街は孔子廟の向かい側にあります。「泮宮石坊」という石造りの門を起点に、石畳の道が200mほど続いているストリートです。
木が生い茂る昔ながらの街並みは、古都らしい雰囲気を感じます。お洒落なカフェや雑貨店が並んでいるので、シニアは立ち寄りながら散策を楽しむのもいいです。
臨水夫人媽廟 地図ナンバー ⑬
府中街から徒歩約5分にあるのが臨水夫人媽廟(りんすいふじんまびょう)です。派手な外門をくぐると、赤提灯がずらりと飾られた本殿へ入れます。
女性の守護神とされる「臨水夫人」が祀られた廟です。子授け・男女の産み分け・安産・育児など、女性の悩みをなんでも叶えてくれる駆け込み寺です。
延平郡王祠 地図ナンバー ⑭
延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)は、台湾をオランダの占領から開放した英雄「鄭成功」を祀る廟です。
入口には、鄭成功の騎馬像が鎮座しています。
延平郡王祠
営業時間:8:30~17:30
入場料:無料
藍晒図文創園区 地図ナンバー ⑮
藍晒図文創園区は、古い建物をリノベーションしたスポットです。ウォールアートをバックに撮影する観光客で賑わっていました。
安平エリア 昭和の雰囲気を残す台南を代表する観光地です
台南を代表する観光地の安平です。安平樹屋や安平開台天后宮といった見どころがあります。台南駅からバスに乗って30分ほどで行けるので、日帰り観光にはぴったりです。
安平樹屋 地図ナンバー⑯
安平古堡 地図ナンバー ⑰
安平古堡は、17世紀にオランダによって建てられた台湾最古のお城。安平のランドマークである展望台と鄭成功の像があります。
安平老街 地図ナンバー ⑱
安平老街は、露店やグルメ店が立ち並ぶ賑やかなストリート!昔ながらのレトロな店が多くシニア世代にはたまらない空間になるはずです。
安平には美味しいグルメスポットがあるのも魅力。「同記安平豆花」の豆花、「陳家蚵捲」のエビ春巻き、「文章牛肉湯」の牛肉スープなど、紹介しきれないほどの名店があります。
花園夜市 地図ナンバー ⑲
台南で一番規模の大きい花園夜市は、とにかく広いです。迷子にならないよう気を付けてください。台南駅からバスで20分、タクシーで約10分ほどです。
花園夜市は木・土・日の開催なので、曜日が合わなければ月・火・金に開催の大東夜市へお出かけください。どちらの夜市も基本的に同じような屋台が楽しめます。お祭りの縁日みたいで懐かしくもあります。
大東夜市 地図ナンバー ⑳
台南には四大夜市の「花園夜市」「大東夜市」「武聖夜市」「小北成功夜市」があります。その中でも一番人気なのが台南で最大規模を誇る花園夜市、次に人気なのが大東夜市です。
水曜日以外はどちらかの夜市が開催されているため、あらかじめ開催日と旅程を確認しておくといいでしょう。※基本的に雨天の場合は休業です。
夜市の日程表です。参考にしてください。
月曜日:大東夜市
火曜日:大東夜市、小北成功夜市
水曜日:武聖夜市
木曜日:花園夜市
金曜日:大東夜市、小北成功夜市
土曜日:花園夜市、武聖夜市
日曜日:花園夜市
まとめ
台南は魅力的なスポットがいっぱいあって飽きることはないエリアです。古都らしいのんびりとした雰囲気に、シニア世代は気にいると思います。
また、台北や高雄よりもさらに物価が安いので、ご飯が安く食べられて、ホテル代を抑えられるのも魅力になります。歩く距離が多くなりますので体調に合わせて移動してください。
面積 | 2,192 km² |
市街地 | 259 km² |
人口 | 188.1万 (2019年10月) |